夏の謎解きフィールドノートへようこそ。フィールドミュージアムには、作品だけでなく、植物や生きもの、農業や暮らしの知恵など、さまざまな発見が隠れています。このノートを片手に、夏の里山を歩きながら、まつだいの魅力を探してみてください。
Q1 この作品はどうしてここに設置されたのでしょうか?
イリヤ&エミリア・カバコフ 「棚田」

イリヤ・カバコフは、1999年にまつだいを訪れ、棚田の風景や、自然とともに暮らす人々の営みに強く心を動かされました。
そして、この場所そのものを作品の一部として取り込む構想を考えました。
当初は、アートに親しみのなかった地域の人々に意図が伝わりにくいこともありましたが、作品が棚田とそこに暮らす人々への敬意を表していることが理解され、設置が実現しました。
答えは…
A 棚田があったから
Q2かまぼこ型の倉庫はどうして作られるようになったのでしょうか?
小沢剛「かまぼこアートセンター」

ほくほく線のトンネルを公示する際の使用済みの支保工を使っていくつかこのような倉庫を建てたことが始まりといわれています。豪雪地帯であるこの地では、それまでにも雪でつぶれず簡単に作れる倉庫として「三角」の小屋はありましたが、「かまぼこ型」は三角強さを持ち、さらに内部の容量が大きくなった最高の形です。
答えは…
B 材料が手に入りやすかった
もっと詳しく知りたい方は小沢剛さんのこちら「かまぼこ型倉庫再発見」をご覧ください!
Q3「ちゃまえ」という方言があります。どういう意味でしょうか?
尾花賢一「まつだい郷土しりょう館」

夏の日中屋外で作業をすることは大変です。でもお米農家は春に植えた稲が育っている最中。管理をやめるわけにはいきません。
田んぼの周りの草刈りや水の見回りを行います。
ですが、日中と朝晩では気温が全く異なります。
朝明るくなったら日が昇ってくる前に一仕事。
そんな風に夏場の作業を済ませる農家も少なくありません。
「ちゃまえ」とは、朝ご飯の前の意味です。
ですので答えは…
c 朝働く
朝働いたらい雲海も見えるかもしれませんね。
Q4 川の水が一番多い季節はいつでしょうか?
白井美穂「西洋料理店『山猫軒』」

春には、山に積もった雪が一斉にとけ、たくさんの雪どけ水が川に流れ込みます。3月下旬ごろには、濁った水が大きな音を立てて流れることもあります。
初夏になると流れは落ち着きますが、夕立や大雨の後には、一時的に水量が増えることがあります。
答えは…
A 春
Q5 この場所は昔はどんな場所だったでしょうか?
イリヤ&エミリア・カバコフ「手をたずさえる塔」

まわりの地形を見てみましょう(夏は草が生えて見づらいかもしれません)。
「手をたずさえる塔」のある場所は工事で平らにした、とも考えられますが、その隣の敷地もなんとなく平らな面の段々になっているのではないでしょうか?
この形、どこかで見たことはないでしょうか…。
答えは…
C 田んぼ
Q6 田んぼの稲の花はいつ咲くでしょうか?
牛島達治「観測所」

お米の花は小さくいため見過ごしてしまうことが多いかもしれません。
写真のような白い小さな花がついて、受粉するとお米がみのっていきます。
1本の穂に約100個の花がつくそうです。
答えは…
B 8月
松代では8月の上旬が標準的です。
Q7 この作品は何年前に作られたのでしょうか?
メナシェ・カディシュマン「木」

大地の芸術祭は2000年に始まり、3年に1回開催されてきました。
まつだい「農舞台」フィールドミュージアムにある作品は、一度にできたわけではなく、毎回少しずつ増えていっています。一番古いものは2000年からありますし、一番新しいものは2024年に作られました。
そんな中この作品はいつできたのでしょうか?
答えは…
C 26年前
この作品のほか、イリヤ&エミリア・カバコフの「棚田」や、「〇△□の塔と赤とんぼ」、西洋料理店「山猫軒」などは2000年、第1回の際に制作された作品です。
Q8松代城は何のための城だったのでしょうか?

松代城は標高385mの尾根上にある戦国時代の山城です。
戦のときに周囲を見張る山城でした。皆さんもここへ来るまで大変だったと思うのですが、自然の地形を生かして重要な道を守る役割をしていたと考えられています。
現在の松代城があるのは三の丸の合った場所とされており、さらに上に松代城跡があります。
答えは…
A のろしを上げる
問いの答えは見つかりましたか?
里山の風景の中には、作品だけでなく、植物や生きもの、農業や暮らしの知恵など、まだたくさんの発見が隠れています。
季節が変われば見えるものも変わります。
また別の季節にも、フィールドミュージアムを歩いてみてください。