冬には一面の雪に覆われてしまうフィールドミュージアムではありますが、春~秋の季節と同様にアートとともに松代の冬の最も特徴的な要素である「雪」も体験できるプログラムを実施中です。
田畑が多いフィールドミュージアム内の道路は、冬の間は生活道路ではないため除雪がされません。そのため作品も道も田んぼもすべて雪に覆われています。
夏に人気だった松代城のあたりまではなかなか到達できないので、今回はフィールドミュージアム内の下半分くらいのエリアに作品を展開しています。
最初にご紹介する見どころは、雪に埋もれた「手をたずさえる塔」です。
頂部の鉄製のモニュメントには、アーティストの手をたずさえることの重要性、平和や多様性への願いが込められています。
中に入ると同じくイリヤ&エミリア・カバコフの「人生のアーチ」をテーマとした6点のドローイングや、「手をたずさえる船」プロジェクトの模型が展示されています。
作品は四季を通してずっとここにあるのですが、作品が変わらないことによってかえって環境の激しい変化が感じられます。
次にご紹介するのは新潟のアーティストによる雪アートです。
雪上の散策路に沿って6つの冬季期間限定の作品が設置されています。
作品と雪景色を一緒に体験できる、まつだい農舞台フィールドミュージアムらしい内容となっています。
ご来場日の天候によってアートはさまざまな様子を見せてくれます。
晴れた日の輝くような雪景色も美しいですが、粉雪が降りかかった作品の様子も捨てがたい美しさです。
最後にご紹介するのは雪国体験です。
地形を利用したそりは、ちょっとしたジェットコースターのように爽快に滑ります。
あそび疲れたら、小枝とネイチャーストーブを使ったコーヒづくりや、こがねもち100%のお餅を炭火でやいておやつをたべたり、かまくらに入ったりすることもできます。
先週からは風に春らしい感触を感じられるようになってきました。
雪の季節もあとわずかです。
イベント「手をたずさえる塔」と雪あそび博覧会にぜひお越しください!
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