イベント情報
- 内容
夏~秋にかけての展示「あいまいな地図/明確なテリトリー」を、さらに雪という自然のテリトリーが広がる冬に展開させる試みです。
ワークショップで既存の作品を雪から保護する囲い(雪囲いといいます)をつけ、降雪後にその「雪に埋もれる作品」の一部を掘り出し、新たに設置する「雪に浮かぶ作品」をともに鑑賞します。
作家は”日常的な視野ではともすれば見落としがちな何かに目を向け、考えるための「わな」のようなもの”として、本作を設置します。
圧倒的な雪の中で展開する、植物、動物、人間それぞれの「縄張」が一時的に顕在化される様は、ここでしか見ることのできない体験となるでしょう。- 料金
料金:大人 1200円
小中学生 600円
または2026冬共通チケットにてご鑑賞いただけます。
※料金には同時期に開催される「里山雪の遊園地」やま「まつだい『農舞台』」屋内展示も含まれます。【鑑賞の注意点】
雪の里山に設置される作品となります。防水・防寒の服装、足元でご来場ください。
荒天の場合は作品が公開できない場合がございます。予めご了承ください。- 関連ワークショップ
関連ワークショップ:作品を掘り出すワークショップ
秋に雪囲いをして雪の下になっている作品を掘り出します。
どの様な状況になっているのか?
雪の特質をリアルに観察しましょう。日程:2月21(土),28(土) 10:30~12:00
料金: 調整中
要予約: フォーム準備中- 2025年7月~の経緯
この作品は2025年7月~11月の企画展として出発しました。
越冬に挑戦することになったこれまでの経緯をご紹介します。
アーティスト

狩野哲郎
1980年宮城県出身、神奈川県在住。生物から見た世界/狩猟/漁業/測量などを軸としリサーチ/滞在制作を行う。2011年狩猟免許(わな・網猟)取得。時に鳥という「他者の視点」をとりこみ、動物に認識される彫刻、インスタレーションなど、新たな知覚や複数的な世界への想像を促すような作品を制作している。