<目次>
1.12月:棚田バンク耕作担当より:秋はどこかへ
2.越後まつだい里山食堂:冬のはじまり、旬を味わう
1.12月:秋はどこかへ
皆さんこんにちは。
12月に入ったばかりですが松代は雪景色になりました。
ただ今回の雪は、今年に入って2回目の雪化粧になります。

世間では「夏と冬ばかりになって、春と秋がどんどん短く感じる」とよく耳にします。
僕も一年通して農作業をしているとそのように感じる場面がよくあります。
特に秋が短い、、、
稲刈りが始まっても夏の残暑と戦いながらの稲刈り、ようやく秋らしくなってきたと思うと紅葉の景色の中で雪化粧が始まったりと最近は秋の時間が短く感じられるようになってきました。

こちらは11月の初雪の様子。奥の山が紅葉しているのが伺えます。
秋代が終わっていないこの時期の雪は正直焦りました。
ただこの日から数日経つと、、、

秋が戻ってきました。笑
冬になったり秋になったり忙しい11月。
こちらの写真は秋代かきを行っているのですが、夏の干ばつで田んぼにヒビが入ってしまい水が溜まりません。苦労してなんとか代掻きを終えることができました。今代掻きをしていないと来年の春が一苦労なので、、、

今年の役目を終えた農機具君達は農舞台に帰ってきました。
この冬を通してこの機械の整備を行っていきます。中には老朽化から来年は新調予定の機械も。古くなった機械は壊れた時に使用する予備機として今後も活躍します。

ゲロンパもピロティにやってきました。

雪が降ると外の雪景色と黒板のコントラストが絶妙な黒板の教室。
僕は冬のこの感じが1番好きです。

教室から景色を眺めると農舞台の駐車場が綺麗に除雪されていました。
綺麗に直角に除雪されている様子をみるとオペレーターのこだわりを感じます。笑
農作業もそうですが、機械を使う人の性格が作業後によく現れます。
雑だけど作業がめちゃくちゃ早い人タイプ、遅いけど仕上がりが丁寧なタイプ、作業が早く仕上がりも職人な玄人タイプなどそれは様々。
新潟にお越しの際はその辺も気にしながら眺めてみてください。笑

農舞台入り口の防雪ネットも雪が降る前に設置されました。
ハイシーズンはこのネット全部が雪に覆われます。
長かった農業のシーズンが終わり、これまた長い冬がやってきます。
1年の3分の1が冬の新潟県。雪と上手く付き合い楽しみながら過ごしています。除雪や屋根雪の雪堀りなど大変な事も沢山ですが、、、
農舞台では冬も皆さんにお楽しみ頂ける冬のコンテンツをご用意しています。
妻有に来られる際は暖かい格好にスタッドレスタイヤでお越しください。
サンダルはだめですよ!笑
皆様のお越しを心よりお待ちしております!
まつだい棚田バンク 石塚康太
2.越後まつだい里山食堂:冬のはじまり、旬を味わう
12月の、まつだいは、長い冬の入り口に立つ季節です。
朝晩は気温がぐっと下がり、街には初雪が舞い、雪国らしい景色が少しずつ広がりはじめます。

この“冬の始まり”は、実は食材がもっとも美味しくなる時期でもあります。
寒さを乗り越えるために旨みを蓄えた根菜、雪国の知恵が詰まった保存食、しみじみ心に染みる汁物。
土日祝日限定の「チーズフォンデュ ビュッフェ」ではこの季節ならではの恵みが並びます。

地元農家さんが丹精込めて育てた野菜の力強い味わいは、冬の料理にぴったりでシンプルに煮込んだだけでも甘みが際立ち、身体がぽかぽかと温まります。
そんな食材の魅力を最大限に引き出しながら、スタッフが丁寧に手づくりする料理は、どれもやさしく、どこか懐かしい味わいです。
雪が舞う日もあれば、凛とした空気に包まれる晴れの日もあり、どんな表情でも“冬の里山”の美しさを感じられます。

温かい料理と静かな景色が重なり合うこの季節は、訪れる方々の心をそっと癒します。一年の締めくくりの月に、雪国の豊かな食文化と、まつだいの冬景色をぜひ味わいにいらしてください。
越後まつだい里山食堂 木村珠奈
今月もご覧いただきありがとうございました。(2025/12/10 まつだい棚田バンク事務局)