<目次>
1.6月:田んぼデビュー!初めての農業
2.越後まつだい里山食堂:夏の足音が聞こえてきました
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1.6月:田んぼデビュー!初めての農業
こんにちは。農業チーム新人のFC越後妻有 三井愛里沙です!
引っ越してきたばかりの3月頃は雪の壁に囲まれ、見慣れない雪の多さにびっくりしていました。こんなに雪が積もるなんて…と、驚きとともに、次の冬は雪かきできるかな、雪の上の運転は大丈夫かなと、少し不安になりました。
今ではすっかり雪の不安も忘れてしまうくらい雪も溶け、緑の風景に変わりました。田んぼからはカエルの鳴き声が響きはじめ、初夏へと季節が進んできたことを感じます。いよいよ6月に入り、本格的な田植えが始まっています!
6/7(土)、6/8(日)ではまつだい棚田バンク会員の皆さんと一緒に田植えイベントを行いました。
2日間で約260名。子どもからご年配の方まで、いろいろな世代の方が参加してくださいました!気温は高かったけれど、それ以上ににぎやかで活気のある2日間でした。
いろいろな人との出会いを繋げてくれる、農業の素敵な魅力を感じました。
私は初めて苗作りから田植えまでの農作業をしました。種から芽が出て、少しずつ苗が育っていく様子を見ると嬉しい気持ちになりました!
田植えでは、苗をコンテナに積む、田植え機に苗をセットする補助作業、散布機を使っての肥料まきにも挑戦中!
背負って歩くだけ…と思っていたら、これが意外と重い!均等にまくためにも意外とテクニックが求められる作業でした。
そして人生で初めて農道を運転したとき、すごく怖かったです。道は狭いし、すぐ横は溝や崖。運転中はずっと「落ちないかな…」と横ばかり気にしてしまって、ハンドルを握る手にも力が入ってしまいます。普段の道では味わえないスリルを感じました。
これも農業の一部。少しずつ慣れていけたらいいなと思っています。
毎日少しずつ成長していく田んぼを見ながら、お米ができるまでの道のりを一歩一歩かみしめています!
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2.越後まつだい里山食堂:夏の足音が聞こえてきました
山々に新緑が映える季節となりました。
春のやわらかな風から、初夏の陽気へと少しずつ移り変わり、「越後まつだい里山食堂」の窓から見える景色も、日に日に鮮やかさを増しています。
田んぼに水が入り、棚田が空を映すこの時期ならではの風景は、見るたびに心が和らぎます。
そんな中、4/26〜5/19に開催していた「山菜ビュッフェ」も無事に終了しました。
今年の越後妻有は雪解けが遅く、直前まで山菜が間に合うか不安もありましたが、気温の上昇とともに山が動き出し、地元の方が届けてくださる山菜が次々と揃いました。
同じ“山菜”でも、育つ場所や採れるタイミングが異なり、そのどれもが自然のリズムの中にあります。
採ってくださる方々の知恵や経験、山との対話があってこその恵み。
私たちも、できるだけ素材そのままの良さが伝わるよう、そっと味をのせる気持ちで調理してきました。
ビュッフェを楽しんでくださった皆さま、ありがとうございました。
今は次の季節に向けて、厨房では仕込みが始まっています。
5/20からは「里山ビュッフェ」と名前を変え、秋まで続くメニューをご用意しています。
里山ビュッフェでは、初夏ならではの食材を使用しており、少しずつ出始めた初夏のお野菜はこの時期ならではの冬を超え、山の力がぎゅっと詰まった旬の食材が多く、調理をする私たちも自然のエネルギーをもらっている気がします。
また、ビュッフェだけではなく、旬の食材を詰め込んだオードブルや、ビュッフェの味をそのまま詰められるお弁当などもご用意しております。
田植えや運動会、家族の集まりなど、にぎやかな行事が多いこの季節。そんなひとときに、少しでも「里山の味」が添えられたら…とうれしく思います。
これからは梅雨を迎え、また季節はひとつ先へと進みます。自然の変化とともに、私たちの食卓も少しずつ衣替え。静かな時間の中で、変わりゆく季節を味わっていただけたらと思います。
皆さまのお越しを、いつでもお待ちしております。
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今月もご覧いただきありがとうございました。
(2025/06/10 まつだい棚田バンク事務局)