<目次>
1.11月:今年の収穫が終わりました!
2.越後まつだい里山食堂:稲刈り・新米・秋の味覚
3.猿楽祭に出店しました
1.11月:今年の収穫が終わりました!
皆様こんにちは。まつだい棚田バンクの石塚です。
まずは現在の星峠の様子から。

先週からようやく紅葉が進み、秋らしい景色になってきました。
世間でも1週間ほど葉の色づきが遅いようです。天候が悪い日は、すでに冬っぽい雰囲気すらする松代です。僕個人の感覚ですが、年々春と秋の期間が短く夏と冬が長く感じるようになってきました。

奴奈川キャンパス脇にかかっているハセが切なくも懐かしい、いい雰囲気をかもし出していました。

こちらの燻炭作りも田んぼがある新潟ならではの風景。この籾の燃える匂いがすると、秋から冬に変わるな〜という感覚になります。

冬にかわりつつある季節、朝晩はかなり寒くなってきましたが生粋のサンダラーの石塚はまだサンダルでいけます。笑

秋の雨続きや、機械トラブルにより足踏みもありましたが、まつだい棚田バンクの稲刈りも10月26日に全耕地の刈り取りが完了しました。
こちらの田んぼはTBSの安住さんと耕作した田んぼ。夏の干ばつで収穫が行えるのか心配でしたが無事にお米を収穫することができました。田んぼによっては平年以上に立派な穂を実らせる圃場も。

綺麗な穂を実らせています。
今年は新人の佐々木君、三井さんもコンバインのオペレーターに挑戦しました。

収穫されたお米はなんと700袋超え!総重量で21トンとなりました!!!農産物検査を待つお米達は倉庫に積みあがっています。

このお米の積み方には個人の性格がでます。適当に積んでしまうと崩れてしまう場合も。おおざっぱな石塚は下積み時代よく親方に怒られました。笑
収穫も終わり田んぼでは次の作付けに向けて作業を進めています。

今年のような大干ばつの後は秋の代掻きが必須となります。乾いた田んぼには大きなヒビが入り、水を入れてもどんどん抜けていってしまいます。代掻きをして土をトロトロにすることによって、泥でヒビを塞いで行く作業が「秋代」と呼ばれる作業です。さらに代掻きの後に雪の重みがかかると田んぼのヒビがしっかりと塞がれます。
僕達が作付けしている天水田(雨水や雪解け水を稲の管理に利用する田んぼ)では、この作業を秋に行わないと春の水の工面に大変苦労します。小雪の年は代掻きが行えず、耕作を諦める場合も。全耕作地の代を掻くのは難しいですが、特に水の持ちが悪い田んぼには必須の作業です。
この秋代や秋に使用した機械の清掃や片付けが終わると今年度の全耕作が完了します。
記録的な水不足に苦労が絶えない2025年の作付けでしたが、面積が増えた中でここ数年よりも多い収量が確保できたことには、まつだい棚田バンクの成長も感じられるシーズンとなりました。
これから来年の準備期間となる冬が始まります。来年も耕作面積がさらに増える事が予想されますが、まつだい棚田バンクも冬の間にしっかりと力を蓄えて、次のシーズンを迎えたいと思います!
まつだい棚田バンク 石塚康太
2.越後まつだい里山食堂:稲刈り・新米・秋の味覚
9月下旬
里山食堂の窓から見える景色です。
いよいよ地域の方の稲刈りが始まりました。
コンバインがあっという間に稲を刈っていきます。
本当にあっという間に終わりました。

その翌週 当法人 棚田バンクの稲刈り風景


大勢の方のご参加で手刈りですが、あっという間に刈り取り作業が終わりました。ハゼ掛けされ、なんとも風情ある風景となりました。こういった光景も貴重になってきました。
そんな風景を眺めながら里山食堂では、より新米を楽しんんでいただけるよう9月末から「里山ビュッフェ 炊き立て新米フェア」を開催しております。
新米を主役に、新米に合うおかずやごはんが進むおかず、妻有ポークの豚汁など通常の人気メニュー+特別ラインナップでの開催です。お米が主役のビュッフェなので皆さん白米が進みます。厨房では白米を切らさないようお母さんが毎日目を光らせております!
新米以外にも秋の味覚が次々に食堂に届いております。ビュッフェの内容も夏の名残の野菜から少しづつ秋の野菜へ。
あけびや栗、サツマイモやカボチャなどの根菜、菊や舞茸、秋の食材はメニューを考えるのも楽しくなります。あれもこれもやりたい、これも食べていただきたい、でも処理が間に合わない!そんな葛藤がありながら毎日営業しております。


あけびを見ると小学生の時に遠足の途中でアケビをむさぼり食べた懐かしい記憶が思い起こされます。THE 秋!という見た目ですね。

栗
あったらラッキー!スタッフにも狙って購入しようとしている人がいますが、夕方前には売り切れる人気商品。私も今年は食べれていません。。今年の栗はサイズが大きく立派でした。

窓からの景色も日々移り変わり、夕暮れも早くなってきました。稲刈りが終わるとあっという間に冬になるイメージです。そろそろスタッドレスタイヤに変えなくては。。
秋が短くなってきましたから貴重なこの季節を噛みしめながら日々を過ごしております。秋の味覚を味わい、季節を感じにご来店していただけると嬉しいです。
皆様のお越しをお待ちしております。
越後まつだい里山食堂 小川寛子
3.猿楽祭に出店しました
皆さんこんにちは。農業チームの佐々木です。
11/1(土)・2(日)に東京都渋谷区猿楽町にて行われる猿楽祭に出店してきました!

私たちは季節の野菜やお米、里山食堂のフィナンシェと大地のおかずを販売しました。
野菜は、丸まる一本のレンコンや食べやすく割られたクルミ、なかなかスーパーでは見られない採れたまんまの里芋など、様々な野菜を持っていきました!

皆さんこちらの野菜を見たことはありますか?私も今回初めて見たのですが、こちらは「ハスイモ」という野菜で、里芋の仲間なんです!一部地域では「りゅうきゅう」と呼ばれることもあるそうです。芋という名前がついてますが地中にあるわけではなく、地上に出ている長くて太い茎の部分を食べる野菜で、シャキシャキとした独特な触感が特徴です。
他の野菜もなかなかスーパーでは目にしない収穫そのままの姿でお持ちしたため、「レンコンってこんなに大きいの!?」や「この野菜はなに?」と驚かれる方が多くいらっしゃいました。
お越しいただいた方々ありがとうございました!
まつだい棚田バンク 佐々木友暖
今月もご覧いただきありがとうございました。(2025/11/10 まつだい棚田バンク事務局)