気温も上がり、田んぼで作業をしていると沢山の汗が流れる季節となりました。

晴れが続いた5月でしたが、湿度も上がり雨の季節への移り変わりが感じられます。

さて、5月27日と28日に行われた田植えイベントですが沢山のご参加ありがとうございました!

農舞台周辺の田んぼは1枚1枚の面積が特に小さく、田植え機で作業するには困難なエリアです。その為、昔から行われている「手植え」という方法で田植えを行うのですが、機械を使わないこちらの方法は大きなマンパワーが必要になります。

総勢200名以上の皆様のお力で約100a、約30枚の田植えを無事終わらせる事ができました。

植えて頂いた稲達は現在こんな感じです。

茎が増える事を「ぶんけつ」といいますが、ぶんけつが進み葉も大きくなってきました。

3,4本で植えて頂いた苗も10本以上の茎に増えているのが分かります。

引き続きしっかりと彼らの成長を見守って行きたいと思います。

今シーズンは5月13日から田植えが始まりました。

田んぼに巣立つ前の苗達

今年の作付けも「コシヒカリ」よりも生育の早い「こがねもち」からのスタートです。

こがねもちの田植えをする前にこんな作業を行っていました。

FC越後妻有の新人!上村選手が小さい田んぼをはしごで代掻きしています。水面に出てしまっている土をはしごを引っ張って均平にしていきます。

小さい田んぼはこのような方法で代掻きしていきます。

そしてこがねもちの田植えが終わるといよいよコシヒカリの田植えが始まります。

星峠で田植えをしていると虹が見れる場面もありました。

こちらは今年から耕作を始めた田んぼです。棚田では珍しく40aという大きな田んぼで、写真は代掻きが終わった様子です。

大きい田んぼは、きれいに仕上がると謎の嬉しさがこみ上げます。笑

資料館脇の田んぼでは地元の小学生と田植えを行いました。

自分の家で米づくりをしている子は僕よりもベテラン感をかもし出しています。笑

まつだい棚田バンクでは新たな試みにも挑戦しております。

棚田での直播栽培です。

種籾から苗を育て、その苗を田んぼに植える「移植」という方法が現代農業の主流となっています。

「直播」という栽培方法は田んぼに直接籾を撒いて田んぼで芽出しを行う方法です。ただ普通に籾を撒いてもスズメに食べられてしまったり、水流に流されてしまいます。

そこで開発された技術がこちらの「鉄コーティング」。

写真のように籾を砂鉄や石膏を用いてコーティングします。固い殻が付いた籾は鳥からの攻撃を防ぎ、鉄の重みによって水に流されることなく芽を出す事が出来ます。

平場では普及している技術ではありますが、細かい水の管理や雑草の除草に対する知識が必要な為、棚田地域ではまだ珍しい栽培方法です。

難しい技術ではありますが、今後増える保全面積や、それに伴う苗の管理を軽減する為には力を注ぐ必要がある技術だと思います。

また今後は直播とドローンを用いての耕作を考えています。

昔ながらの「手植え」

現代農業「移植」

ドローンを用いた未来の農業「直播」

昔の技術だから、未来のまだ見えない技術だから、そういった垣根を超え選別して上手く活用していく事が今後の保全活動に必要だと思います。

稲の強さに負けないように、棚田バンクスタッフ一同強く成長していきたいと思います。

10haという面積でしたが6月7日に全圃場の田植えを完了することができました。

なんと!夏に行われる夏の草刈りイベントもパワーアップします!

皆様のご参加心よりお待ちしております。

(2023/6/10 棚田バンク)