皆さまいかがお過ごしでしょうか?妻有地方は夏を感じさせる強い日差しになってきました。田んぼの稲たちはというと、暑さにも負けず元気な姿を見せております。

大雪により春になっても雪がなかなか消えず田んぼの作業も例年に比べて遅いスタートとなりましたが、まつだい棚田バンクに田植も6月6日に無事終えることができました。

総面積761,8a、枚数で126枚の田んぼをチーム一同、泥だらけになりながら一生懸命植えてきました。昨年と違い、雪解け水がふんだんにある田んぼでは、稲たちも順調に育ってきております。

写真を交えながら春の様子を皆様にお伝えしていきたいと思います。

出芽した苗の様子

今シーズンは1箱に120gの種もみを播種しました。この種もみの量は多すぎても少なすぎてもいけません。今後の肥料設計や植え方や栽培方法に合わせて量を調節します。

こちらの苗を露地プールという苗床に並べます。今シーズンは1160枚の苗を播種しました。

田植は5月19日にスタート。

もち品種の「こがねもち」からスタートしてその後「コシヒカリ」の田植えを行いました。

田植え機に初挑戦の新人スタッフ

田植は「乗用」と、「歩行」という二種類のタイプの田植え機を使い分けて植えていきます。田んぼによっては深く地盤の悪い圃場があり、「乗用」の田植え機では機械が泥に埋もれて動かなくなってしまう為です。また中には大きな田植え機やトラクタが入れない小さな田んぼもあり、そういった状況の中では小さな機械達が活躍します。

歩行田植え機による田植の様子

FC越後妻有のベテランメンバーは、機械を使いこなしてきれいに植えてきます。

カバコフの棚田にて

小さい田んぼについてはトラクタが入れないのでこちらの耕運機で耕運と代掻きを行います。ベテランの男性スタッフでも機械を押さえつけるのに相当なパワーを使います。

農業ではおなじみのトラクタ君もおおきなトラブルもなく頑張ってくれました。

棚田で農作業をしていると、色々な生き物が姿を現してくれます。

耕運をしてるとカラスがトラクタにトコトコとついてきたり、カモシカやアナグマがひょっこりと顔を出しにきたり沢山の動物との出会いが田んぼではありました。化成肥料や農薬を使わないで栽培を行っている圃場ではモリアオガエルやクロサンショウウオの卵を見つけることができました。

トラクタの車窓から

カバコフの作品の脇にはモリアオガエルの卵が

地元の松代小学校の子供達とも一緒に田植を行いました。泥で汚れることなんてちっとも恐れず、元気いっぱいに田植をする子供達。

田植がようやくひと段落し、夕焼けに少し浸ります

そして現在の稲の様子です。

茎も沢山増え、深い緑色の姿に。

田植イベントについては実施することができずとても残念でしたが、次の草刈りイベントでは皆様と一緒に気持ちのいい汗を流せるようにイベントを計画しております。そして皆様がお越しになる時には元気な稲達の姿をお見せできるようにしっかりと見守っていきたいと思います。

またお会いできる日を楽しみにしております。