6/4田植えイベントの様子

皆さんこんにちは。

今年は5月21日から始めた田植えが、ようやく本日6月10日に終了しました!

1ha田んぼが増えたうえ、昨年の残雪が多く、5月の降雨が少なかったりと出だしから不安要素のある田植えでしたが、地元の農家の方の協力や、チームワークで無事に8.6ha分の田植えを終わらせることができました。

まつだい「農舞台」フィールドミュージアムの棚田は、まつだい棚田バンク会員の皆さんが大勢集まり、丁寧に植えていただきました。夏には青々とした田んぼの風景が広がるのを見ていただけると思います。

田植えイベントの様子

今後は稲達が育つ様、水管理が非常に大切になります。複数の天気予報と睨めっこしつつ、
経験者であるスタッフの農業の勘や地元の先輩農家さん達の教えを元に管理していきます。

ところで水は、稲を育てるためにも大変大切な要素ですが、多くの生きものにとっても生きていくために必要な要素です。

今回の田植えイベントと合わせて、生きもの観察「モリアオガエルクラブ」の時間を設けこどもたち中心に大勢の方に参加していただいたのですが、参加した男の子が「田んぼのほうが(そうでない場所より)たくさん生きものがいるのがわかったよ。」とお母さんに報告していたのを聞いて大変うれしく思いました。

観察会ではカエルがたくさん見つかりましたが、春はいろいろな生き物の卵を田んぼの中で見かけることがあります。

クロサンショウウオなど動き出してしまうとなかなか見つけることが難しい生き物も、ちゃんと田んぼで生きていることが確認できるので安心します。

これからの作業は草との戦いでもあります。

棚田での農業を難しくしている大きな課題です。

まずは、田植え後の田んぼにすかさず除草剤を散布。タイミングを逃さず先手必勝です。

その後は草刈り機を相棒に、草刈りの日々が始まります。

草刈りイベントも準備していきますので、またまつだいに遊びに来てくださいね。

(まつだい棚田バンク事務局 2022.6.10)