9/30(土)と10/1(日)に開催された「まつだい棚田バンク」稲刈りイベントは、合計約200名のお客様にご参加いただき、危ぶまれた天候にも邪魔されることなく無事に終了いたしました。

イベント中には、今年の田んぼは水不足で田んぼ自体が乾いており、いつもより歩きやすいというお声がありました。

毎年稲刈りも皆さんドロドロになりながら行っているので、今年は作業しやすかったのではないでしょうか。

また、稲が倒れている田んぼが多く心配のお声もいただきましたが、稲の重みで倒れているので、問題はありません。

ただ、例年より(水不足の影響で)根の張りが弱いのか刈る時に土ごと引き抜いてしまうことが多くありました。また、少し同様に水不足で枯れたようになってしまった部分もありました。

渇水障害の1つではありますが、毎年同じ方法で耕作管理できないのが農業の難しいところです。

スタッフや師父さんも試行錯誤しながら、その年の気候に合わせた農業を行っていると話していました。

お昼は新米を使用した里山食堂のカレーでした!

午後からの農作業は、昔ながらのハセ掛けを行いました。

ハセ掛けを行うために、稲を藁で束ねる技などを師父さんから教えてもらっている方々が多く、難しいといいながらも一生懸命練習していて、最後にはきちんと結べるようになっていました!

その分作業ペースも例年より早かったように感じました。

また、午後のプログラムとして生き物観察も行いました。

生き物博士こと松山金一さん(地元のお父さん)にカバコフの棚田を散策しながら生き物や植物を探して観察しました。

ため池にはクロサンショウウオの子供がいたり、大きなカエルを発見しましたが、カエルは逃げ足が早く捕まえることが難しかったです…。

その他にも、バッタやトンボ、カマキリなど沢山の生き物に触れ合うことができました。

また、道端にはお彼岸の時期に咲く彼岸花が!

実は、3年前に金一さんと一緒に植えた100株の彼岸花の中から2輪だけ咲いていました。

1週間前までは咲いておらず、今年もダメだったか…と思っていましたが、きっとイベントに合わせて咲いてくれたんですね!来年も期待しています。

さて、稲刈りイベントでは1日目に交流会も行いました。

里山食堂の料理や地酒が並び、新米のおにぎりがやはり人気でした!

会員さま同士やスタッフ、地元のお父さん方(師父)も参加し、今日の収穫や棚田バンクに入ったきっかけについてなど、各テーブルで楽しくお話しました!

また、今年は農作業イベント全3回の全てで交流会を行うことができ、私たちスタッフも沢山の会員さまから感謝の言葉をいただいたりと非常に嬉しかったです。

この稲刈りイベントをもちまして、2023年度の「まつだい棚田バンク」農作業イベントが無事全て終了いたしました。

ご参加いただいた皆さま本当にありがとうございました。

来年度も皆さまにお会いできることをスタッフ、師父一同楽しみにしています!

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