ジリジリとした暑さで食欲が減少する時期になってきましたが、ここ松代ではおいしい夏野菜がたくさん収穫されています。
まつだい「農舞台」フィールドミュージアム内の「越後まつだい里山食堂」でも、夏野菜を多く使った料理がずらりと並んでいます。
今回は、夏の棚田バンクイベントで夏野菜のもぎ取り体験と調理体験をする準備として、まつだい「農舞台」に勤務しているタツ子さんと、お友達3名にお話をお聞きしました!簡単なレシピも記載しましたのでよかったらご自宅でお試しください。
夏にまつだいで良く採れる、なすやキュウリ、トマトなどのレシピです。
★なすの揚げびたし
なすには、袖なす、水なす、長なす、丸なす、ふわとろなど多くの種類があり、種類によって調理方法が変わります。
袖なす、蒸すか焼く。火を通す料理に向いています。ひき肉のあんかけをかけると更に、美味しくなります。
水なす、漬物に向いている。浅漬けにするのがおいしいです。
長なす・丸ナス、焼く・蒸す・煮る・漬ける、なんでも美味しく食べることができます。
ふわとろ、細長いなすです。焼肉、BBQなど焼く料理に向いています。
なすの揚げびたしは松代でよく食べられています。
なすにも特徴があり、活かして調理できることに驚きました。
★きゅうりのぶっかけ
きゅうりの料理はぶっかけが大人気!松代の方はよく作るそうです。
ご飯にもあい、日持ちもするため、大人気なおかずになります。
きゅうりから水分を抜きます。
しょうゆ・酢・砂糖を煮立たせ、冷めるまできゅうりを浸します。鷹の爪や、みょうがを入れます。
こちらの汁をかける行程がレシピの名前の由来です。2、3回熱い汁をぶっかけて冷ますことを繰り返すと味が染みてご飯がすすむきゅうりのぶっかけの完成です。
★冷や汁
冷たい味噌汁です。きゅうりをスライスし、塩でもみます。
味噌とネギ(ミョウガもいいですよ)を和え、氷を加えて冷やします。
みずみずしいきゅうりから出てくる水と氷が解けてきたら、冷や汁の完成です。
なすを入れたり、そうめんにかけて食べるのも美味しいです。
★冷やしトマト
トマトは冷やして、そのまま食べるのがおすすめです。
デザートみたいに甘くて、何個でも食べられます。
バジルやしぞを散らすとさまざまなバリエーションもたのしめます。
★ゆうごうの鯨汁
夕顔も多く採れます。松代では訛りで、ゆうごう・ようごうと呼ばれています。ゆうごうの皮をむき薄く切り、お出汁を入れた味噌汁の具にします。鯨の皮2cmくらいの厚さのものを具にして入れます。ネギやミョウガの薬味を最後に入れます。
昔は鯨が安かったため、沢山作ったそうです。鯨の油が夏バテを防ぐと言われているため夏になると定番メニューとして食卓に並びます。
★糸瓜サラダ
糸瓜は松代ではそうめんかぼちゃとも呼ばれています。
糸瓜をゆで、ほぐすと名前の通り糸状になります。酢や、ドレッシングをかけサラダにするのもサッパリとしていて夏にピッタリです。
くるみと味噌・砂糖・しょうゆと和えた、糸瓜のくるみ和えも和風サラダになります。
夏の食欲が減る季節ですが、美味しくたくさん食べられるものが多いため夏を乗り越えられると思います!
ぜひ松代に遊びに来た際は、食べてみてください。
(2023/8/9)