<目次>

1.5月:2026年の耕作が本格始動!

2.越後まつだい里山食堂:季節の移り変わり 冬から春へ

3.春の散策イベントを行いました


1.5月:2026年の耕作が本格始動!

皆さんこんにちは。

カバコフの棚田も新緑の景色になりました。5月になると県内も20度を超え、日向で作業をしていると汗が流れるようになりました。いよいよ始まるなぁと思っているとあっという間に田植えの時期がやってきます。

4月はじめはこのような様子だった苗代も現在では、

ここまで乾き、苗が並べられる準備が整いました。

今年も1600枚の苗を起こします。

種を撒くための専用の土です。こちらの黄色の袋の土は「床土」と呼ばれます。種撒きした後、成長段階で栄養が吸えるように肥料が混ぜこんであります。

こちらの透明な袋の物は「覆土」と呼ばれます。

「床土」と「覆土」と二種類の土を使用します。床土は下部に敷き、その上に種を撒き、最後に覆土をかぶせてあげます。

種籾の方は4月の頭から浸種と呼ばれる作業をおこなっていました。約10℃の水に10日間浸します。

10日間経つと、籾から小さな芽がでてきます。この状態が「ハトムネ」と呼ばれる状態です。この状態になると「催芽」と呼ぶ作業を行います。さらに温度を上げて25℃の水温に約一晩浸します。今までの作業を経て、ようやく種籾の眠りが覚めるのです。

いつもコラムをご覧いただいている皆様にはお馴染みの作業かもしれませんが、おさらいしてみました。笑

そしていよいよ播種作業が始まりました。農業のスタッフ総動員での作業になります。作業を行う仲間も増え、この播種作業も少し余裕を持って行えるようになりました。人数が少ないとこの播種機の周りを走り回らないといけません。

播種した苗は縦に積み上げて育苗機で30℃の温度をかけ2日間育てます。

今年も無事に芽が出てきてくれました。こちらの苗を苗代に並べます。

1,600枚の苗が出そろいました。シートを被せて寒さから守りつつ苗を育てて行きます。

5月8日の様子がこちら。4月28日に並べた苗はここまで育ちました。今年は気温が低かったため育ち方は例年に比べてゆっくりです。

現在は田植えに向けて相棒のトラクタと一緒に耕運、代掻き、水回りと田んぼを駆け回っています。田植え体験に向けても準備を進めています。6月6日と7日はたくさんのご参加をお待ちしております。

一年の耕作で一番重要な時期。美味しいお米を収穫するために、頭も体もフル回転で頑張りたいと思います!

まつだい棚田バンク 石塚


2.越後まつだい里山食堂:季節の移り変わり 冬から春へ

2026年が明けて1月は降雪が多く、春はまだまだ遠いのかとため息をついておりましたが、3月は降雪がほぼなく、そのまま雪消えとなった今年の冬でした。今年の降雪は津南方面より松代の方が多く、狭いエリアでも雪消えのスピードが違いました。そんな状況もあってか、松代は春の足音が遅いのかなと私はのんきにしておりました。

カバコフ棚田 4月中旬

カバコフ棚田 4月下旬

しかし、蕗の薹が3月下旬から採れ出してから、すぐに独活(ウド)は来るわ、木の芽(あけびの芽)は来るわ、ゴールデンウィーク前には根曲がり竹が来るわと、一斉に山菜が来だしまして、焦りました。地元の方の話だと今年の春は季節が2週間ほど早く進んでいる感じとのこと。

あっという間に終わってしまう旬をできるだけ長く楽しんでもらうために冷凍保存しておき、少しずつ使うのですが、天気や採ってきてくれる方の都合もあるのでいつ山菜が来るのかが読めません。

山菜は採ってからすぐ処理しないと固くなってしまうので来たら時間との勝負。いかに早く処理をするかで美味しさが変わってきます。厨房は営業をしながらも山菜の処理も入って大忙し。

そんな時はベテランのお母さん方の出番です。慣れた手つきで効率良く、山菜の処理をしていきます。

傍らで大鍋にたっぷりの湯を沸かし湯がくのですが、それぞれ少しづつ違った緑をしており、冷水にさらした時の色はそれぞれはとても綺麗です。


初物を味見するとフレッシュな青さの中にも甘みがあるもの、噛むと香ばしい香りが口に広がるものと様々。胡麻和えに向いているもの、癖のある香りがごま油と相性が良いもの、塩だけで十分美味しいものなど。それぞれの山菜の味、風味を損なわず、よりおいしく味わっていただけるようにするのが私のなかのルールです。

さて、今日も厨房では忙しく山菜の処理が進みます。

今日は何が届くのか。。。今年の春もあっという間に過ぎていきそうです。

6/1までは山菜ビュッフェを開催中です。少しづつ山菜のラインナップも変わりながらメニューを変えてご用意していきます。ご来店お待ちしております。

越後まつだい里山食堂 小川


3.春の散策イベントを行いました

皆さまこんにちは。今回コラムを書かせていただく、農舞台チームの高橋です。

松代もほとんど雪が消え、春の恵みが芽吹いては……あっという間に伸び伸びと成長し、その速度に驚かされる季節となっております。山々も鮮やかな緑が増え、春にしては汗ばむ陽気の日もしばしば。今年の夏の暑さに思いを馳せては今から渋い顔をする毎日です……。

それはさておき、5月といえば、待ちに待ったゴールデンウイーク。

5/2~5/5にかけて、まつだい「農舞台」では春の散策イベントを行いました。

フィールドミュージアムを散策し、採れた山菜を天ぷらにして食べてみよう、というこのイベント。様々な地域から多くのお客様にご参加いただき、地域の方のガイドのもと、こごみや木の芽、ヤブカンゾウ(地元の方は「ぬかんじょ」と言います)などを探し、春の恵みを楽しんでいただきました。

そして散策が終わった後は、いよいよ天ぷらを実食!私もスタッフとして様々な山菜の天ぷらを揚げましたが、サクッと美味しく揚がると達成感があるものです。お客様にも「おいしい」とのお声をいただいて喜びもひとしおです。

今回のイベントの中で最も意外だったのがこちら……。皆様は何の天ぷらか分かりますでしょうか?

正解は「藤の花」の天ぷらです。藤の花、といえば見事な藤棚の光景を連想される方が多いかもしれませんが、今回天ぷらにしたのは山に生えている藤の花です。

私は藤の花といえば、山を元気に彩っているこちらの野生種のほうが身近だったのですが、もしかして藤棚として飾られているものも食べられるのでしょうか……?

今回のコラムでは、5月の山菜イベントについてお伝えさせていただきました。

6月にも、初夏のフィールドミュージアムを巡り、季節の動植物を見つける散策イベントを実施します。害獣・害虫の駆除を願って行う、この土地ならではの『もぐら追い』も体験できます。初夏の越後妻有も、春とはまた違った風景を楽しめます。是非ともご予約ください!


6月のイベント情報はこちら【https://matsudai-nohbutai-fieldmuseum.jp/event/2707/

まつだい「農舞台」 高橋


今月もご覧いただきありがとうございました。

(2026/05/10 まつだい棚田バンク事務局)