紅葉が終わり、2日には初雪が降りました。
着々と冬が近づいてきている松代地域です。
11月末で作品の公開期間が終わると、雪が本格的に降る前に急いで作品の撤去や雪囲いの作業がを行います。
農舞台周りの作品では、草間彌生の「花咲ける妻有」のおしべのようなパーツやイリヤ&エミリア・カバコフの「棚田」のレリーフ撤去が一番大変です。男性スタッフ総出でも2~3日かかりました。
このように、豪雪地域では雪の重みで作品が壊れてしまわないように、撤去や雪囲いが欠かせないのです。力作業でとても大変ですが、来春きれいな状態で作品をお披露目できるのを楽しみに頑張りました!
また、農作業で使った機械達もこの時期に整備されます。
田植え機やトラクター、コンバインなどの大きな機械を主に整備します。
私たちが使用している機械は、耕作担当のベテラン石塚が使用する前後に整備します。
高価な農機具の寿命がこの作業の質で変わってくるので大事な作業です。
今年も良く働いてくれた機械達に感謝しながら、この期間にしっかり整備することで、来年も頑張ってくれると思います。
10月から始まった新米のお米詰め作業も継続中です。
12月は企業オーナーの皆様のお歳暮など、お米詰め作業も新米発売当初のピークに次いで2回目のピークを迎えます。
1回目のピークで手が慣れたのか、最初よりも早く綺麗に紐を結べるようになりました。
できるだけ多くの方々に棚田のお米を食べていただきたいという願いを込めて一つ一つ手作業で愛情を込めて結ぶよう心がけています。
シンポジウムへの参加もありました。 東京大学弥生講堂にて地域環境資源センターと田園自然再生活動協議会主催の「田園自然活動の集い」に参加し、活動紹介をしてきました。ほかにも岐阜県恵那市の恵那市坂折棚田保存会、岡山県美作市の英田上山棚田団の皆様の事例紹介があり、他所の事例を聞くことで棚田と一口に言っても多様な状況であることを改めて実感しました。
さて、まつだい棚田バンクはこのように冬になっても忙しく過ごしています。
まつだい「農舞台」での雪のアートプロジェクトの計画なども進んでおり、また来月お知らせできればと思います。
今年は大変お世話になりました。
よいお年を!
(2022.12.10 まつだい棚田バンク事務局)