越後妻有は世界有数の豪雪地帯として知られており、冬は3m以上の雪が降り積もり、除雪作業が毎日の仕事になります。
まつだい「農舞台」フィールドミュージアムには里山と共に40近い数のの作品が点在しています。
山の頂上には松代城があり中にはエステル・ストッカーの「憧れの眺望」ほか2作品、松代城から少し下ると、ペリフェリックの「松代スモールタワー」やメナシェカディッシュマンの「木」、もう少しくだるとイリヤ&エミリアカバコフの「人生のアーチ」という作品など見ることが出来ます。
「憧れの眺望」Photo Kioku Keizo
一部の作品を除いて、ほとんどの作品は雪囲いをして冬を迎えます。
まつだい「農舞台」にあるイリヤ&エミリア・カバコフの「棚田」も例外ではありません。
「棚田」のオブジェは雪で破損してしまう恐れがあるため、毎年5~6人で取り外して、雪の当たらない場所に運んでいます。
近くに寄るとかなり大きく、作業している人の1.5倍近くあります。
今年の初雪は11月末で、作業が間に合うか心配でしたが、今は作業を終え雪の降るのを待っています。
さて、この地域の雪は量が多すぎて大変ですが、その雪を利用した「雪の里山遊園地2024」を1月13日㈯~3月10日㈰の土日祝で開催いたします。
棚田の上に積もった雪の上を会場に、四方謙一さんの「この地に生える」やドットアーキテクツさんの作品「sledding bench」そして、雪あそび広場で里山の傾斜を利用したスノーチュービングや雪迷路など、越後妻有の雪を五感で感じられる企画展を開催します。
詳細は追ってホームページにアップいたしますので、是非、冬も越後妻有にお越しください。